皆様、お久しぶりです。色々バタバタしていて更新が遅れました。
本記事も軽い内容ですのでお気軽にお読み下さい。
今後は、EMC対策の解説や電化製品の修理や実際の回路を見て解説とかもしたいですね。
EMC対策とは?まず全体像を理解する
EMC対策とは、電子機器におけるノイズ問題を解決するための設計手法です。
ただし重要なのは、個別の対策を覚えることではなく、
ノイズをどのように抑えるかという“全体の考え方”を理解することです。
EMC対策は、大きく以下の3つに分けて考えることができます。
- 発生源:ノイズを出さない
- 伝達経路:ノイズを広げない
- 受信側:ノイズに強くする
この3つをバランスよく設計することが、EMC対策の基本となります。
EMC対策① 発生源を抑える
最も効果が高いのが、ノイズの発生自体を抑えることです。
ノイズは主に、スイッチング動作や急峻な電流変化によって発生します。
そのため、発生源を抑えることで後段の対策を大幅に減らすことができます。
主な対策例:
- スイッチング速度の最適化
- 配線ループの最小化
- 適切な部品選定
EMC対策② 伝達経路を遮断する
発生したノイズは、配線や空間を通じて広がります。
この伝達経路を制御することが、次に重要なポイントです。
主な対策例:
- フィルタ回路の設計
- フェライトコアの使用
- シールド処理
- 配線の引き回し最適化
ここで重要なのは、どの経路を通ってノイズが伝わっているかを把握することです。
👉 フィルタやフェライトの使い方は別記事で解説しています

EMC対策③ 受信側の耐性を上げる
最後に、外部からのノイズに強い設計を行います。
完全にノイズを防ぐことは難しいため、
受信側の耐性を上げることで誤動作を防ぎます。
主な対策例:
- グランド設計の最適化
- デカップリングコンデンサの配置
- 配線の見直し
なぜこの3つの視点が重要なのか?
EMC対策でよくある失敗は、
一つの対策だけに頼ってしまうことです。
例えば、
- フィルタを追加したが効果が出ない
- フェライトコアを入れても改善しない
このような場合、多くは発生源や伝達経路に問題が残っています。
つまり、
👉 どれか1つではなく「全体」で対策する必要がある
ということです。
EMC対策は“後付け”では遅い
EMC対策は、設計の後半で対応すると非常にコストがかかります。
- 基板の再設計
- 部品追加によるコスト増
- スケジュール遅延
これらを防ぐためには、設計初期からEMCを考慮することが重要です。
まとめ|EMC対策は3つのバランス
EMC対策は以下の3つで成り立ちます。
- 発生源:ノイズを出さない
- 伝達経路:ノイズを広げない
- 受信側:ノイズに強くする
この3つをバランスよく設計することで、効果的なノイズ対策が可能になります。
今後、本記事で挙げたEMC対策の詳細について記載致しますので乞うご期待。
