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EMC測定初心者向け体験談|失敗しない実務の進め方

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目次

はじめに

私は日頃、試験所でEMC関連の測定業務に携わっています。
EMCとは、電子機器が周囲の電磁環境にどのように影響を与え、また受けるかを確認するための測定です。
専門的な言葉が多く聞きなれない方もいるかと思いますが、今回は自分の体験を交えながら、現場で気づいたポイントや初心者向けのアドバイスをお伝えします。

初めて測定に関わる人は、手順や注意点が多く戸惑うことがあると思います。
私も最初の頃は、手順を守っても想定外の結果が出たり、原因がわからず困ることがありました。
この記事では、失敗体験や改善策、効率的な手順、気をつけるポイントを中心に解説します。

現場での気づき(体験談)

最初の試行での失敗や悩み

入社したばかりの頃、測定手順に沿って作業しても想定した結果が得られないことがありました。
例えば、測定機器の接続方法や環境の微妙な違いで結果にバラつきが出ることがあります。
最初は「どこが間違っているのか」と悩み、原因を特定するだけで時間を費やすこともありました。

測定を行う際には細かい注意点も多く、うっかりミスで再測定になることもあります。
私も最初の頃は、確認項目をすべて書き出してチェックする習慣がなかったため、同じミスを何度も繰り返しました。

改善した方法や工夫

そこで私は、測定の手順を紙やデジタルで整理し、チェックリストを作成することにしました。

  • 手順ごとに確認項目を箇条書きにする
  • 測定前に機器や環境をチェック
  • 問題が出た場合は順を追って原因を確認

この方法を取り入れることで、測定の再実施が減り、効率が格段に上がりました。
また、同僚と情報を共有し、トラブル事例をまとめておくことで、初めての作業でも迷わず対応できるようになりました。

学んだことのまとめ

この経験から、失敗を恐れず手順を丁寧に確認することの重要性を学びました。
最初はうまくいかなくても、原因を冷静に分析し改善策を試すことで、作業の精度と効率は大きく向上します。

ポイントとアドバイス

作業前の確認ポイント

測定前に確認しておくべきポイントは以下の通りです。

  • 測定機器の接続状態や設定を必ず確認
  • 環境条件(電源、温度、ノイズ源の有無など)をチェック
  • 測定前に必要な手順を紙やデジタルでリスト化しておく

ここに関しては、各試験サイト独自の手順があるかもしれませんが、考えは同じです。

初心者へのアドバイス

初めて測定を行う場合、焦らず確認を重ねることが大切です。

  • 手順を守ること
  • 分からない場合はメモを取り、後で振り返る
  • 同僚や先輩に確認する

初心者は手順書等に記載されている手順を必ず守ること!!
自分のやりやすい独自の方法で試験をすると失敗する可能性があります。
また、先輩からどうして手順通りにやらなかったのと問い詰められることもあるので
初心者は手順書通りに測定しましょう。
やりづらいポイントがあったらその点をメモして先輩に相談したりした上で手順書改定に進めていくのが
ベターです。

先輩からしてみると、初心者の意見というのは参考になるし改善に繋がるのでありがたいものです。
初心者は臆せずにどんどんと質問や気になった点を話して先輩を困らせましょう(笑)

経験から感じた業務の魅力や面白さ

測定業務は、毎回異なる現象に出会えることが面白いと感じます。

  • 予想外の結果が出たときに原因を探る楽しさ
  • 改善策を試して成功したときの達成感

この経験を積むことで、機器や測定の理解が深まり、自信を持って作業できるようになります。

具体例

測定手順の工夫

例えば、ある測定では接続順序や機器の配置が結果に影響しました。

  • ケーブルの配置を変えてみる
  • 測定機器の電源を順序通りに入れる
  • 機器の動作間隔とノイズがリンクしていないか確認する

こうした小さな工夫を積み重ねることで、安定した測定結果を得ることができました。

問題解決のプロセス

問題が発生した際は、まず一つずつ要素を確認します。

  • 環境条件
  • 機器設定
  • 手順の順序
  • 測定対象物の動作確認

このプロセスを習慣化することで、再発防止にもつながります。

読者が真似できるポイント

  • 測定前には必ずチェックリストを確認する
  • トラブルが発生したら順序を追って原因を分析する
  • 小さな改善策を試すことで効率アップ

EMCの測定は日々の積み重ねにあります。当然イレギュラーな対応やトラブルにも見舞われます。
そうした時に冷静に事象を記録していき、対応策を協議することが大切です。
一番良いのは一人で考えて対応することですが、職場にはベテラン先輩方がいますので
まずは頼ることから始めましょう。
その時にただ見ているのではなく、先輩の考え方や解決までのプロセス等、参考にするべき所はたくさん
あります。先輩も全て教えられる訳ではありませんので日々の業務の中から参考になりそうな点は積極的に吸収することが大切です。

まとめ

体験から学んだことの総括

今回の体験を通じて、手順を丁寧に確認し、失敗を次につなげることの重要性を実感しました。
どんな作業でも、焦らず順序を守ることが成功の鍵です。

読者へのメッセージ

初めて測定に挑戦する人も、失敗を恐れず一歩ずつ進めば大丈夫です。
チェックリストや手順を工夫することで、誰でも効率的に作業できるようになります。
自分の経験を振り返りながら、少しずつ改善していくことが大切です。

ここまで読んで頂きありがとうございました!!

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