EMC技術者ってどんな仕事?知られざるニッチな世界をゆるく&しっかり解説!

EMC

こんにちは~(^_^)ノ
最近は一日があっという間に終わって「今日も惰性で生きてしまったなぁ」と思う日々を
過ごしています(笑)

今日は、私の仕事「EMC技術者」についてご紹介します。
とはいえ、あまり詳しく話すと身バレしてしまうので(笑)、かなりぼかしつつ「全体像」を
お伝えしますね。

EMCを知らない人はこちらへどうぞ~


まずはざっくり!EMCって何?

「EMC」って、普段聞きませんよね?
正直、私も就職して今の仕事をするまで全く知りませんでした。

簡単に言うと、電化製品や車などが余計な電磁波を出さず、逆に電磁波に弱すぎて壊れないようにする技術のことです。

例えば…

  • スマホをテレビの横に置いたら「ブツッ」と音が入る
  • 電子レンジを使ったらWi-Fiが途切れる

こういう現象を減らすのがEMC。
普段は意識しないけど、実は生活に直結しているんです。


EMC技術者が働く場所

大きく分けるとこの3つです。

  1. 完成品メーカー
    車や家電などを作る会社。製品開発の一部としてEMC試験を行い、
    問題があれば設計を改善します。
    大企業だと、電波暗室を持っていて専属のEMCエンジニアが常駐しています。
  2. 計測器メーカー
    EMC試験で使う測定器を開発・販売している会社。
    製品サポートやセミナー開催、試験方法の問い合わせ対応など、幅広い業務があります。
  3. 部品メーカー
    フェライトコアや吸収シートなど、ノイズを抑える部材を開発している会社。
    自社暗室で実測を行い「この部品を使えば解決できます」と提案するのも強みです。

具体的な仕事(試験所勤務の例)

  • EMC試験対応(これで丸一日が潰れることも)
  • 試験レポートの作成
  • 測定器の校正・管理
  • メール対応、打ち合わせ

経験を積むと、OJTで後輩を指導したり、全体スケジュールを管理したりとマネジメント的な仕事も増えていきます。


ここから少し専門寄りの話

EMC(Electro-Magnetic Compatibility:電磁両立性)は、法規制や国際規格と深く関わっています。
たとえば日本では以下のような法律にEMC関連の要求が含まれています。

  • 電波法
  • 電気用品安全法(PSEマーク)
  • 薬機法(医療機器関連)

つまり、EMC試験に合格しないと製品は販売できないんです。
これはグローバル市場でも同じで、CEマーキング(EU)、FCC(アメリカ)、KC(韓国)など各国規格があります。


業界の現状とキャリアの可能性

EMC業界は非常にニッチで専門性が高いため、人材の流動が少なく高齢化が進んでいます。
そのため若手エンジニアの需要は高く、知識を積み重ねれば早い段階で責任ある仕事を任されるチャンスがあります。

また、扱う分野が広いのでキャリアの方向性もさまざまです。

  • 製品開発に携わる「設計エンジニア」
  • 規格や測定法に精通する「試験エンジニア」
  • ノイズ対策部材や測定器を扱う「技術営業」

国際規格に直結するため、海外市場を意識したキャリア形成も可能です。


まとめ

今日は「EMC技術者」という仕事を、初心者向けにざっくり説明しつつ、専門寄りにも掘り下げてみました。

  • EMCは生活に身近な「電磁波トラブル」を防ぐ技術
  • 技術者は完成品メーカー、計測器メーカー、部品メーカーなどで活躍
  • 試験や設計、部材開発など多彩な仕事がある
  • 業界は高齢化が進んでいて若手はチャンスが多い

普段あまり耳にしない分野ですが、実は私たちの生活を陰で支えている大事な仕事です。
もし少しでも「面白そう」と思ったら、ぜひ“EMC”で検索してみてください。きっと新しい発見がありますよ。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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